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4-33 ● ミカドアリバチ Mutilla europaea mikado

2005年 5月 阿蘇郡産山村 (熊本)

● アリバチ科 Mutillidae ● ホオノキの洞のニホンミツバチの巣の入り口をうろついていたミカドアリバチの♀で、前胸背の赤色は付近に多いキュウシュウムネアカオオアリに擬態したものだろうか。 アリバチの仲間の♂にはちゃんとした翅があるが、♀にはない。 これはハナバチ類の幼虫に産卵寄生するために、その巣内に潜り込むのに都合が良いように翅を無くしてしまったということだ。 様子を見ていると、果敢に侵入を試みるものの働き蜂に撃退され、しばらく休戦状態に入ったところのスナップ。 この♀は雌蜂の武器である立派な毒針を持っており、刺すことができる。 体長12mm。

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