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7-721 ● オスグロオオハナノミ♂ Macrosiagon cyanivestis

2010年 7月 阿蘇 端辺原野 (熊本)

● オオハナノミ科 Rhipiphoridae ● 漸く満開となったシシウドの花上で蜜を舐めるオスグロオオハナノミ。 11年前の7月下旬に本種の♀を撮影したことがあったが、♂に出会ったのは初めてである。 種名の通り、♂は全体が黒く、立派な両櫛歯状の触角を具える。 一方、♀の触角は短い鋸歯状で、頭胸部が鮮やかな朱赤色となり、見かけ上の雌雄には同一種とは思えないほどの性差がある。 オオハナノミ科のものはドロバチやスズメバチの類の巣に寄生し、ツチハンミョウの仲間のように過変態を行うことが知られている。 体長7.5mm。


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