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6-57 ● アカジマトラカミキリ Anaglyptus bellus

2005年 9月 菊池市菊池渓谷 (熊本)

● カミキリムシ科 Cerambycidae ● セリ科植物の秋の花シラネセンキュウの純白の複散形花序で熱心に蜜を舐めていた朱色と黒の非常に目立った色彩のカミキリムシはトラカミキリの仲間の、その名もアカジマトラカミキリ。 成虫の発生は8〜9月、他のトラカミキリ類に比べて遅く出現する。 晴天の早朝、日の出後1〜2時間にケヤキの老木に集まって枯枝部に産卵し、幼虫はその材部を食べて育つ。 ケヤキの巨木が多い菊池渓谷ならではのカミキリだと言えよう。 撮影日は朝から晴天だったことも幸いしたようだ。 分布は極めて局地的。 地域によっては絶滅危惧U類に指定されている。 体長14mm。


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