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4-295 ● ハバチの一種

2011年 4月 下益城郡美里町 (熊本)

● ハバチ科 Tenthredinidae ● 日溜りで若葉を広げたイラクサ(イラクサ科イラクサ属)の群落を何匹ものハバチの一種が飛び回っていた。 配偶行動の一環に見えたが、イラクサをホストにしていることは確かなようだ。 しかし、イラクサの毒性には強烈なものがある。 茎や葉の表面に生えた毛のような棘に僅かに触れただけで、強い痛みと痺れが数時間続くのだから馬鹿にならない。 棘に触れた刺激で棘の基部にあるアセチルコリンとヒスタミンを含む液体の入った嚢が破れ、それが皮膚に付着したために引き起こされる。 毎年、分っちゃいるけどやられてしまう痛ぁいイラクサの洗礼である。 体長10mm。


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