● アリヤドリコバチ科 Eucharitidae ● アリヤドリコバチ科のハチは日本では3種のみが知られている。 このエサキアリヤドリコバチは種名のようにアリに寄生する小バチで、アリに直接産卵するのではなく、まず植物体に産卵し、孵化した幼虫はススキなどの葉上でアリが来るのを待ち、首尾よくアリに取り付くとアリの巣まで運ばれ、そこでアリの幼虫や蛹に寄生することができるのである。 撮影地の葉上ではクロヤマアリとクロオオアリが見られたので、それらが寄生対象となるのだろう。 ♂の触角は12節から成り、♀では10節を数える。 緑黒色の金属光沢を放つ胸部は膨らみ、中胸楯板は後方に突出する。 体長7mm。 |