3-308 ● ウラキンシジミ終齢幼虫 Ussuriana stygiana

2011年 5月 大分県 産

● シジミチョウ科 Lycaenidae ● 例年5月中旬に終齢に達して十分に成長したゼフィルスの一種のウラキンシジミ幼虫は、食樹のシオジ(モクセイ科トネリコ属)の羽状複葉の先端3枚の付根を自ら切り離し、あたかもパラシュートのように高木のシオジから落下し、落葉や石の下で蛹化するのだが、今年は心配された厳冬の影響もなく、多くのウラキンシジミのパラシュートを観察することができた。 写真は実際に眼前にゆっくり回転しながら降下して来た3葉が苔の生えた岩上に着地直後のもので、まだ全く萎れのない極めて新鮮な状態である。 終齢幼虫の体長17mm。

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