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3-262 ● ゴマシジミ♂♀ Maculinea teleius

2010年 8月 熊本県 産

● シジミチョウ科 Lycaenidae ● 午後の俄か雨が上がって陽射しが出た僅かの間に、目の前のワレモコウとクサフジの花に止まったゴマシジミの♂(下)と♀(上)。 ♂の翅表は、かつて伯耆大山の横手道で初めて採集した個体ほどの青さはないものの、九州産としてはかなりの青味が感じられる。 今シーズンは何頭ものゴマシジミを目撃することができたが、シジミチョウの中では大柄のゴマシジミの飛び方はオオルリシジミなどとは違ってウラギンシジミの飛翔の様子に似ている。 来年から熊本県内全域での採集が禁止されることが決まっている。 今年も県内外の採集者と何人も出会ったが、それらの採集圧から解放されて少しでも個体数を増やして欲しいものだ。 しかし、それよりも食草のワレモコウが極めて減少していることの方が寧ろ気掛かりである。 前翅長24mm。

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