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3-206 ● オオウラギンヒョウモン♂♀ Fabriciana nerippe

2009年 6月 熊本県 産

● タテハチョウ科 Nymphalidae ● 今年もオオウラギンヒョウモンの産地を訪れることができた。 丁度♂の発生ピークに当たったらしく、多数の個体がノアザミの花に吸蜜に飛来していて、撮影するのに目移りがして困るほどの賑わい。 しかし、この時にはまだ♀の姿はなく、♂ばかりが♀を探して飛び回っている様な状態であった(上)。 (下)は1週間遅れで登場した♀で、♂より遥かに大きく、翅表も黒色部が多くて重厚な趣がある。 前翅頂の小白斑は♂にはない♀だけに見られる特徴。 オオウラギンヒョウモンの産地は極めて局地的で、ここの発生地の草原も僅かに1haほどの広さしかなく、絶滅の危機に瀕していることは確かである。 点在するノアザミの花も最盛期をとっくに過ぎた咲き残りの貧弱なものばかりだが、彼らの貴重な蜜源として役立っているようだ。 前翅長♂35mm前後、♀42mm。

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