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3-126 ● ウラキンシジミ終齢幼虫 Ussuriana stygiana

2007年 5月 大分県 産

● シジミチョウ科 Lycaenidae ● いわゆるウラキンシジミのパラシュート(写真下)。 5月中旬、ゼフィルスの一種のウラキンシジミ終齢幼虫は十分に成長すると、食樹のシオジ(モクセイ科トネリコ属)の大きな奇数羽状複葉の先端3枚を自ら齧り取り、その付け根に掴まって20〜30mの高所からあたかもパラシュートのように舞い降りて地上に達し、付近の落葉などの下で蛹化するのだ。 複葉3枚分を必要とするのは空気抵抗をかせぐ目的もあるが、蛹化までに更なる葉の摂食を見込んでいる。 この写真は渓流沿いに落下直後のもので、幼虫が葉裏に隠れようとしているところである。 体長17mm。


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