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3-10 ● フジミドリシジミ Sibataniozephyrus fujisanus

2003年 6月 大分県 産

● シジミチョウ科 Lycaenidae ● 林道脇のイタドリの葉で翅を広げたフジミドリシジミの青さは6月中旬の梅雨の晴れ間をそのまま写し取ったかのような鮮やかさだ。 ミドリシジミの中でも、緑色の鱗粉は持たず、ルリシジミに似た青色の翅表が♂の特徴。 ただし、この青色は自然光を受けた時のもので、蛍光灯下ではかなり緑色がかって見える。 ブナやイヌブナが食樹なのでブナ林が残る稜線では少数ながら毎年世代交代が繰り返されてきたのだろう。 標高1000m付近に鬱蒼と茂る落葉広葉樹林の林縁で、追飛する数頭の♂の姿が見られた。 前翅長18mm。

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