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3-04 ● シータテハ Polygonia c-album hamigera

2001年 7月 五ヶ瀬町白岩山 (宮崎)

● タテハチョウ科 Nymphalidae ● 日本最南のスキー場がある宮崎県五ヶ瀬高原。 以前からこの一帯にはシータテハがいるという話は聞いていたが、まさか実際に出会えるとは思ってもいなかった。 国見峠から白岩林道を歩いて白岩山へ向かう途中、渓流を渡る橋の袂で多数のテングチョウに混じって、赤橙色の翅を閃かせながら飛び立ったタテハチョウにハッと息を呑んだ。 「シータテハかも」と思い、身を潜めて待つことしばし、1mほど離れたところの獣糞に再び舞い降りてきてくれた。 何という翅形だろう。 夏型なのに秋型のキタテハよりも遥かに深い翅の切れ込みようと、後翅裏面中央に輝く銀色のC字のマークは紛れもなくシータテハである。 時々突然翅を開いて鮮烈な翅表を見せつけられたが、こちらの目が眩んで焦点を見失い、その瞬間には結局シャッターを切ることができなかった。

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