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2-74 ● クリオオアブラムシ有翅虫 Lachnus tropicalis

2007年 5月 阿蘇郡産山村 (熊本)

● アブラムシ科 Aphididae ● 秋から冬にかけて、よくクリやクヌギの樹幹で径10〜20cmの集団を作って産卵中の場面に出会ったりするが、体長4mm以上もある国内最大級のクリオオアブラムシの有翅虫がネジキ(ツツジ科ネジキ属)の樹幹を上の方から下へ向かって何頭も歩いていた。 無翅虫は真っ黒だが、有翅虫も翅に透かし模様はあるものの、また真っ黒だ。 アブラムシの有翅虫は、卵で越冬し孵化した幼虫が成虫となり、その分布を広げるために飛行能力を持った個体であり、自身も単為生殖で幼虫を胎生で産出し、新しいコロニーを形成していくのである。 体長(翅端まで)4.5mm。


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