● セミ科 Cicadidae ● サクラ(ソメイヨシノ)の樹幹で見かけたニイニイゼミの♂が♀に求愛中の一コマ。 ♂が♀の後方からにじり寄り、肢を♀の翅に掛けて交尾の態勢に入ろうとしているところだが、結局、♀に拒否されて飛び去ってしまった。 近年、都市部では街路樹や公園の樹木が消毒されて、ニイニイゼミの鳴き声がほとんど聞かれなくなった。 以前は6月下旬に鳴き始めていたが、最近ではクマゼミが先陣を切って、そのけたたましい音を響かせている。 しかし、山間部では、昔通りのチーという連続音を発して個体数も多く見られるようだ。 体長(翅端まで)40mm。 |