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2-31 ● ヒトツモンイシノミ Pedetontus unimaculatus

2005年 5月 菊池市菊池渓谷 (熊本)

● イシノミ科 Machilidae ● 無翅昆虫類の代表とされるイシノミ類は系統的にも最も古い原始的な昆虫の一つで、デボン紀(4億1600万〜3億6700万年前)の地層から化石が見つかっている。 有翅昆虫の出現が石炭紀後半(約 3億年前)であるから、それより1億年以上も早くに繁栄していたことになり、悠久の時の流れを彷彿とさせる姿である。 イシノミは苔生した岩などに生息し、緑藻類や落葉などを食べている。 体長13mm。 尾端に1対の尾毛と1本の尾糸(長さ15mm)を持ち、腹部に見える白色の棘状の突起は付属肢と呼ばれるもの。 終生脱皮を繰り返し、寿命は昆虫の中でも極めて長く、3年だということである。


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