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2-231 ● ベッコウシリアゲ Panorpa japonica

2000年 7月 菊池市菊池渓谷 (熊本)

● シリアゲムシ科 Panorpidae ● シーズン中は山歩きをすると必ず出合うことの多いシリアゲムシの仲間の♂の腹端はまるでサソリの尾のように反転し、その先に把握器と呼ばれるハサミ状の突起がある。 別に刺したり毒液を出したりはしないが、交尾の時に役立つようだ。 若し、このムシが毒を持ち攻撃的であったなら、英名のスコーピオン・フライとして昆虫界に君臨できたかもしれないなどと空想するのもまた楽しい。 ベッコウシリアゲはヤマトシリアゲの季節型で、春に発生するものは黒く、夏に発生するものがこのように赤くなるということだ。 前翅長18mm。

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