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1-60 ● ショウリョウバッタ♂ Acrida cinerea

2005年 9月 山鹿市八方ヶ岳 (熊本)

● バッタ科 Acrididae オンブバッタと同様、雌雄の体長差が大きく、♂40mm、♀80mm。 ♀は国産バッタ類中最大級。 体色は緑色型、褐色型、混合型の3タイプがある。 ♂は足元から跳び上がって飛翔中に前翅と後翅を打ち合わせてキチ・キチ・キチ・・・と音を立てるので、「キチキチバッタ」という別名で呼ばれる。 ♀も飛ぶが、発音はしない。 生息環境は明るく乾燥した草地を好み、あまり茂った場所にはいない。 イネ科の他、種々の植物の葉を食べる。 卵越冬で、翌年の6月頃孵化し、成虫は8〜9月にかけて見られる。 子供の頃、空襲の焼け跡の草原で、このショウリョウバッタを捕まえて遊んだ懐かしい思い出があるが、その時はキチキチバッタがショウリョウバッタの♂であることをまだ知らなかった。


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